今回の東北地方太平洋沖地震で被害に
遭われた方にお見舞い申し上げます。
こういうご時勢ですので、なんだか、
なぞかけを新しくつくろうという気になりません。
地震が少し落ち着くまで、今月行っている
所沢市富岡公民館での市民講座での話や
なぞかけの理論的な話や歴史的な話を
していきたいと思います。
その公民館講座では、初日になぞかけの基本的な説明をして、
受講生の皆様にとりあえず一つつくってもらいました。
「まずは発音系のなぞかけをつくりましょう。」
とお願いしたのですが、
意味系でつくろうとする受講生がけっこうおりました。
で、できた作品が
「花粉症とかけて、飲んだくれのうちの旦那ととく、
そのこころは家には入れたくありません。」
みたいな意味でかかっていないものになっていたりします。
こういうものでも、内容に面白みがあるとバカウケするので、
言った本人は大満足です。
このバカウケした方に、その場で「それは違うよ」とは
なかなか指摘できないものです。
初めてつくったなぞかけで、初めてバカウケした喜びに
浸っているのに、それに水を差すことはできません。
意味系のなぞかけの指導の難しさはこんなところにあります。
意味でかかってなくても、ウケてるからいいじゃん
と開き直られてしまうのです。
なので、今回の指導では発音系に重点を置くようにしています。
人前でやる時は、発音でかかっている方が、
わかりやすくウケがいいですよと指導しています。
でも、ゆくゆくは、しっかりした意味系のなぞかけも
つくってほしいと思っています。ま、それには、
まだまだ時間がかかりそうです。
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