今回の東北地方太平洋沖地震で被害に
遭われた方にお見舞い申し上げます。
こういうご時勢ですので、なんだか、
なぞかけを新しくつくろうという気になりません。
地震が少し落ち着くまで、今月行っていた
所沢市富岡公民館での市民講座での話や
なぞかけの理論的な話や歴史的な話を
していきたいと思います。
で、その公民館講座で、
けっこう反響があったのは、
小４の国語の教科書に載っている
なぞかけを紹介した時です。
それは、
「夕日」とかけて「風呂上がりのお父さん」ととく
そのこころは「真っ赤です」。
というものなんですが、
今回の講座で、私・安楽庵から、
「なぞかけには発音系と意味系の２種類がある」
としっかり教わった受講生の皆さんには、
このなぞかけがいかにひどいものであるかが、
わかってくださったようです。
このように、発音でも意味でもかからないような
とんでもない代物が教科書に載るなぞかけの現状。
なぞかけは、まだまだこれからの未成熟な分野だと、
受講生の皆さんに認識いただけたようです。
そして、同時に、以下の作品も紹介しました。
・ゴルフの石川遼選手の小４時につくったなぞかけ
「富士山」とかけて「タイガーウッズ」ととく
そのこころは「どちらも僕にとっては雲の上です。」
・当ブログ読者のりゃんりゃんさんの娘さん
が小４時につくったなぞかけ
「育つ子」とかけて「パンの生地」ととく
そのこころは「よくネる。」
前者は意味系で、後者は発音系で
しっかり言葉がかかっています。
たぶん、教科書のなぞかけはダメダメでも、
現場の学校の先生の努力により、
ちゃんとしたなぞかけがつくれるよう
指導されているのでしょう。
なぞかけは、まだまだこれからの分野。
これからコツコツつくり続けたら、
自分の作品が、有名詩人の作品のように
後世に残っていくようなものになるかもしれませんよ～。
と受講生の皆さんには申し上げました。
みんなに天下を取る可能性がある分野、
それがなぞかけです。
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